粋な話・・・
2020.11.01
11月・・すっかり秋らしくなってきました^^
リスさんもそろそろ冬眠の準備だねえ・・・(^^)
またまた・・本好きの先輩と、コロナ席を空けて
の飲みトークから~( ^^)
「この秋はさんまは不漁やけど、松茸は豊作らし
いねえ」から始まったマツタケにからんだ「粋」な
話を教えていただきました^^
近頃は「粋」(いき)ってなんなん?となる人も
いてると思うけど(笑)よく気がつくとか、相手の
気持ちを汲み取って「そっと」配慮ができる・・・
といったところですか^^
サプライズプレゼントなども「粋な計らい」ですよ
ね(^^)
粋な気遣い、粋な計らいというのは、人間関係や
ビジネスにおいても大切な潤滑油みたいなものだと
思います(^_^)粋じゃない(気が利かない、気がつか
ない、配慮が足らない人)のことを「無粋(ブス
イ)な奴ゃのお」といいます(^^;)
で、豊臣秀吉の「粋」な話を・・・(^-^)
ある秋のこと・・・「今年はマツタケが豊作」と聞
いた秀吉は、家臣に「マツタケ狩りに行くぞ」と伝
えます。
突然の関白殿下の思いつきに家臣はあわてます。
なぜならもう松茸の時期が過ぎていて全部取り尽く
された後だったんです(>_<)
とは言っても・・・「今頃ノコノコ山へ行っても
マツタケなんぞ1本も残っておりませぬ」なんて事
は家臣が関白に言えません(;_;)
しかたなく、家臣たちは町中のマツタケを買い集
め、前の日に自分たちでこっそり山に植え直しまし
た。
いよいよ当日、家臣とともに山へ出かけた秀吉は
豊作のマツタケに上機嫌です(^^)
そりゃそうです。前日に家臣たちが必死で植えたば
かりですから(^_-)
いつの世も余計なことをしゃべる無粋な人間がい
るもので、そのおっちょこちょいは忠義ヅラをして
秀吉に「これは私たちが植え直したものです」とし
ゃべってしまったんです(/_;) ア レ マ ~(@_@)
これは秀吉さまの大雷が落ちるぞ・・家臣たちは
凍りつきました ( ゚Д゚)ゞ
しかし秀吉は穏やかに言いました・・・
「わしは百姓の家に生まれたのじゃ。ゆえにこのマ
ツタケが植え直されたものである事くらい、ひと目
見ればわかるに決まっておる。わしの無茶な思いつ
きのために、お前たちが用意してくれたとわかって
いたから黙っていたのだ」
そしてこう続けました・・・
「お前たちの忠義、嬉しく思うぞ。このマツタケは
皆で分けるがよい」
さすがは秀吉・・・わかっていながら騙されたフ
リをするところも、マツタケを皆に与えるところも
「粋」ですね(^_-)-☆
人間、立場の上下に関係なく、感謝の心がないと
いけません・・・上司は部下に、部下は上司に、そ
して仲間に感謝しないといけませんね。指導の仕方
やタイミングも配慮するのが粋な上司でしょう。
また、上司が部下から学ぶことなんていくらでも
あります。悩ましてもらえる事も多いけど・・・
(笑)もちろん部下も同じです。良いことも悪いこ
とも「我以外皆我が師なり」です^^;
幸せも不幸もいつも自分が決めることだけれど
・・・感謝の心を持つことから粋な気遣いもでき、
周囲からも守られて幸せになるのであって、幸せに
なってから感謝しようという考えでは、一生本当に
幸せになることはないように思いますねえ・・・
(*^_^*)
寒くなってきます。マスクはもちろん、手洗い、
うがい、消毒の励行ですよ~(・・)/~~~