社長ページ

十人十色・・・

2022.08.01

 いやー早や8月。暑いですねー(;'∀')


 先月は、安倍元首相が白昼の街中で堂々と銃撃
され亡くなるという戦後史に残る大事件が起こり
ました。政治信条の是非は別として、日本のリー
ダーとして憲政史上最長となる政権を率いられた
安倍元首相の突然の悲劇には、我々も強い悲しみ
と憤りを禁じえません。今の時代に戦争や暗殺な
ど絶対にあってはならないことです。
 謹んで哀悼の意を表し、心よりご冥福をお祈り
申し上げます。

 さて先日、横浜にある健功寺のご住職で、庭園
デザイナーとしても世界的に著名な枡野俊明(ま
すの しゅんめい)氏の著書を読みました。
 またまた、「その通り!」と共感する話が満載
なのですが、そのひとつをちょっと長くなります
が、まんまで・・・^^;

 もっと「寛容」になる
 ●人は人、自分は自分、それでいい
 十人十色。十人の人間がいれば、一人ひとりの
人格も個性も違うということです。きわめて当然
の話で、そのことを真っ向から否定する人はいな
いでしょう。
 そうであるなら、会社で一緒に仕事をする上司
も部下も、それぞれに違う人格と違う個性の持ち
主のはず。人生観もいろいろに決まっています。
 ところが、自分と違う人生観を持っている人に
対して、ときに苛立ちを覚えたりするのが人間で
す。
 たとえば、マイホーム主義の上司を見ると、
「まったく、そこまで家庭が大事かな。俺たちが
仕事しているのに、さっさと『お疲れー』だから
ね。あれでよく上長だなんて言ってられるよな。
・・・オ レ カ ?('_')ゞ
 一方の上司は、快楽を求めるのを生きがいとし
ている部下に対して、「あいつあんなことでいい
のかね。毎日のように遊び回っていて。少しは貯
金でもしておかないと将来たいへんなことになる
ぞ」などと、批判の矛先を向ける。
 一事が万事で、ものごとの細かい上司には舌打
ちをし、ずぼらな部下には蔑視の目を向けたりす
ることになるわけです。
・・・コ  レ ハ オ レ ジャ ナイ ト オ モ ウ (゜.゜)
しかし、あらためていいますが、十人十色です
し、人生はいろいろなのです。


 他人の人生観がどうであろうと、それをあれこ
れあげつらうのは「筋違い」です。
 もちろん、仕事をするうえで支障をきたすとい
うことなら、なにごとかを言う必要があると思い
ますが、そうでない限り、それぞれの人生観は認
めるのが原則でしょう。
 そのことを、案外わかっていないことが、仕事
上の人間関係のトラブルの原因になっているよう
な気がするのです。
 「上司や部下に対する不平不満の根っこに、自
分の人生観の押し付けがないか。」それを考えて
ほしいのです。
 相手の人生観を認める。そうすれば、わだかま
りなく、すっきり、心軽やかに毎日を過ごすこと
ができます。
 さらに、「お互いの得手、不得手も認め合う」
のがいいと思います。
 
 どんな業種でも仕事の中身は多岐にわたります。
一般的なことをいえば、企画部門があり、営業部
門があり、経理や総務といった部門もある。
 また、企画といっても、立案して企画書をつく
りあげる仕事もあれば、プレゼンテーションを行
うという仕事もあるわけです。それぞれに、得手
不得手があります。それなのに、たとえば、こん
なことにもなります。
 「こっちが必死の思いで企画書を創り上げてい
るのに、あいつといったら、それをもとにペラペ
ラとプレゼンでしゃべりまくって、評価もされて、
割に合わないなー」


 いいじゃないですか。企画書作りが得手なら、
自分はそれに集中して、しゃべりのうまい人にプ
レゼンを任せれば。手柄を奪われたと思うから腹
が立つのです。そうではなくて、
 「企画書づくりは俺に任せて。すごいのをつく
るから。その代わり、プレゼンはしっかり頼んだ
よ」と、それぞれが相手の得意分野を認め、不得
手分野は任せきってしまえば、お互いに気持ちよ
く仕事ができるのです。 
 営業にしても、綿密に計算ができて商談をまと
めるのがうまい人もいれば、おおらかで芸達者、
接待ならお手のもの、という人もいるのではない
でしょうか。・・・タ シ カ ニ オ ル ナ ア (^_-)
 
 得手、不得手を認め合えば、うまい具合に役割
分担ができて、仕事は効率的に、生産的になると
思うのです。その方が結果として、あなたのため
になるはずです。 

 もっとも、成果主義全盛のいまは、ひとりで何
もかもできるオールラウンドプレイヤーでなけれ
ば、生き残るのはむずかしいという面はあるかも
しれません。
 しかし、時代と共に仕事のスタイルも変わって
いきます。少なくとも、私は「分担制」が日本の
風土に合っていると思います。日本の強みが出せ
る仕事のスタイルだと思っています。
 もうひとつ付け加えておきたいのは、「自分に
は厳しく、相手には寛容な姿勢が仕事をうまく進
めるうえで求められる」ということです。
・・・ジブン ニ ア マ ク   デハ ナ イ ノ ネ (/_;)
 江戸時代の儒学者であり中国古来の薬物学者で
もあった貝原益軒にこんな言葉があります。
 「聖人をもってわが身を正すべし、聖人をもっ
て人を正すべからず。凡人を許すべし、凡人をも
ってわが身を許すべからず」
 この言葉を心に刻んでおけば、上司や部下との
関係でもお互いに怖いものなし。ラクラクとこな
していけますね。
(枡野俊明  著 「心配事の9割は起こらない」

 猛暑が続いています(/_;) こまめな水分補給と、
休養と睡眠をしっかりとってくださいね(^^)v
 第7波のコロナBA5の猛威はかなりヤバいです。
(T_T)/~~ 身近な人も結構かかっています('_')ゞ
 ワクチン打っていても油断せず、マスク、手
洗い、消毒、三密回避を徹底していきましょう
(~o~)

仕事・働き方でお悩みの方も、
まずはご相談ください

お仕事のご相談はお気軽にご連絡ください。
お問い合わせ・仮登録は
24時間365日受付しております。